事業報告
2005年度 さがみはら市民会議 事業報告
第1 総括
2005年度は、サポートセンターの運営再受託の2年目の年であったが、センターの運営の実務的なことについては、事務局長を中心にスタッフの創意工夫が発揮されて、問題もなく運営ができたと自負している。 また、「トークサロン」「定例会」も定期的に開催され、「NPOタイムズ寄稿」「団体情報誌発行」等の自主事業を通して、サポートセンター運営以外の自主事業が実施されたこと等、市民活動の支援及び団体間のネットワークを実践する方向に成果を出すことが出来たと思われる。 今後は、自主事業のさらなる充実を図る必要がある。
第2 事業報告
1 サポートセンター運営事業
1)交流サロン、会議室の管理と市民への提供
- 交流サロン のべ利用者 8712 人
- 会議室 のべ利用者 7235 人
- 団体数 697団体
2)コピ-、印刷などの機器類の管理と市民への提供
- コピ-、印刷機 のべ利用者 1419人
3)市民活動全般に関する相談業務
- 相談件数 104件
- 問合せ 296件
4)利用申込み団体数
37団体増加(合計207団体)
5)対外的な広報活動
□案内パンフレットの作成・配布 継続的に配布をした。
6)利用者ニ-ズの把握
□利用者懇談会の開催
回数 | 日 付 場 所 | 内 容 | 参加者 |
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1 | 平成17年9月10日(土) | テーマ 情報発信 1)利用者懇談会 14時~15時30分 第2大会議室 2)交流会 15時40分~16時40分 第2中会議室 【参加マスコミ】 株式会社エフエムさがみ、株式会社タウンニュース社、 神奈川新聞社、相模経済新聞社、J-COM相模原 | 懇談会55人 交流会38人 |
相模原市市民会館2階 | |||
2 | 平成18年3月11日(土) | サポ-トセンタ-事業報告 事務連絡2006年度運営体制協議 | 38名 |
けやき会館2階職員研修所 |
7)ホームペ-ジの充実
ホームペ-ジの内容を下記の通りとし、随時更新を行いました。3月末までで、41682人のアクセスがあった。
- 施設案内
- 運営体制
- 市民団体イベント情報
- ボランティア情報
- セミナ-情報
- 事務局からのお知らせ
- 会議室利用状況
- さぽせんナウ
- 図書リスト
- サポ-トセンタ-利用状況
- 市民活動委託事業のお知らせ
- 市民活動団体デ-タ-ベ-ス
- ホ-ムペ-ジ全文検索システム
- 情報提供フォ-ムの作成UP
- その他、市民活動に関する情報の提供
- 助成金情報
- メ-ルマガジン
- デ-タべ-スの作成・公開(207団体)
8)広報誌の作成
今年度は計3回(第8号から第10号)を2000部発行。主な内容は下記の通り。
号数 | 発行年月日 | 内容 |
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8号 | 平成17年7月20日発行 | ①事務局長挨拶 ②代表理事挨拶 ③NPO法人認証団体一覧 ④団体紹介(4団体) ⑤パートナ-シップ推進課だより ⑥個人情報保護法 ⑦スタッフ紹介 ⑧サポ-トセンタ-利用状況報告他 |
9号 | 平成17年12月15日発行 | 市民活動フェスタ‘05特集 利用者懇談会報告他 10号 平成18年3月31日発行 ①事務局長挨拶 ②団体紹介(4団体) ③利用者懇談会報告 ④市民活動活性化講座報告他 |
9)市民活動活性化講座の開催
日時 | 場所 | 内容 | 講師 | 参加者 |
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平成17年12月10日(土)午後1時30分~午後4時 | けやき会館2階職員研修所 | 地域NPOデビュ-してみませんか?「いきいきセカンドライフ入門」 | 富永 一夫(NPO・FUSION長池 理事長) 地域のNPO団体の紹介(5団体) |
68名 |
平成18年3月18日(土)午後1時30分~午後4時 | けやき会館2階職員研修所 | あなたの疑問にお答えします!!「よ~くわかるNPO講座」 | 松原 明(市民活動を支える制度をつくる会) | 73名 |
10)市民活動フェスティバルの実施
日時 | 場所 | 内容 |
---|---|---|
平成17年11月6日(日)午前9時から午後5時 | 大野北公民館 | 学習会 |
11月13日(日)午前9時から午後5時 | 銀河アリ-ナロビ-、淵野辺公園 | パネル展示 イベント バザ- |
12月7日(水)午後2時から午後8時 | 杜ホ-ル | コンサ-ト |
2 市民活動支援施設コ-ディネ-タ-研修地域編の開催
日時 | 場所 | 内容 |
---|---|---|
平成17年12月14日(水) | けやき会館2階職員研修所 | ◆午前10時~午後12時 |
3 自主事業
1)総会・定例会開催
①総会 平成17年 5月21日(土)けやき会館4回 会議室 27名
②定例会
回数 | 日付 | 場所 | 担当 | 内容 | 参加者 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 9月22日(木) | 市民会館2F 第2中会議室 | 政策情報 | 市民参加のひとつのかたち 審議会・委員会について知ろう | 21名 |
2 | 12月6日(火) | 敦煌酒楼 | 総務渉外 | 市民活動大忘年会 | 32名 |
3 | 3月11日(土) | サポセン会議室 | ネットワーク | サポセンの今後の運営について | 19名 |
2)トークサロンの開催(ネットワーク委員会)
- 第4回
-
- 事業内容:
- 介護保険制度改正について介護支援専門員の大島さんに説明してもらう。
- 開催日時:
- 平成17年6月18日(土)14:00~16:00
- 開催場所:
- 相模原市民会館2階 第2中会議室
- 参加人数:
- 45人(会員 9人、その他市民 36人)
- 事業成果:
- 今までは市広報や公民館を通しての呼びかけであったが、今回はさぽせんの登録団体のうち介護関係の団体にもチラシを送付したところ、いつもより多くの参加があった。そのことによって、トークサロンの存在を知ってもらえた。また、トークサロンへの要望などを聞くことができた。
- 第5回
-
- 事業内容:
- 「障害者自立支援法」について相模原市障害福祉課に説明してもらう。
- 開催日時:
- 平成17年8月31日(水) 18:30~20:30
- 開催場所:
- 相模原市民会館2階 第2中会議室
- 参加人数:
- 42人(会員 11人、その他市民 31人)
- 事業成果:
- 平日の夜の開催であったために、時間が十分にとれず、進行が早いという感想もあったが、一般にはなじみの薄いテーマも当事者からの意見や質問が出たことによって、理解が助けられた。規模は非常に小さいが、当事者にとっては市民に意見が表明できる場、市民にとってはそれを聞くことができる場となっていたのではないだろうか。
- 第6回
-
- 事業内容:
- 町田市環境保全課職員をゲストに招き、動物保護を通して市民と行政の協働を行った経過について話してもらう。その後、質疑応答、フリートークの時間を持つ。
- 開催日時:
- 平成17年12月3日 14:00~16:00
- 開催場所:
- サポートセンター会議室
- 参加人数:
- 13人(会員8人、その他市民5人)
- 事業成果:
- 参加人数が少なかったが、一般の方の参加が比較的多かった。少人数で発言もしやすく、質疑応答や意見も活発であった。話しの内容が興味深かった。
- 第7回
-
- 事業内容:
- 市内在住の留学生(または元留学生)をゲストに迎え、前半はそれぞれ10分ずつ話してもらい(こちらで用意した質問を含め)、その後は参加者が話を聞きたい留学生を囲んで、お茶を飲みながら歓談する。
- 開催日時:
- 平成18年2月4日(土) 14:00~16:00
- 開催場所:
- けやき体育館2階教養室
- 参加人数:
- 23人(会員10人、その他市民13人)
- 事業成果:
- さぽせん利用団体も含めて一般の参加が多く、活発な交流が行われた。楽しい雰囲気の会となり、参加者にも好評であった。
3)プロジェクトチーム体制による、市民活動のネットワーク推進のための活動・政策推進活動
計画では、プロジェクトチームを組織化して、フレキシブルな事業を行う予定であったが、効果的な事業発案がなかったために、市民活動の支援に資する以下の物品を購入した。
- ①サポートセンターののぼり
- ②プロジェクター
4)NPOタイムズ発行(政策情報委員会)
- 4月20日号
- ①パートナーシップ市民委員会(菅沢) ②上條恒彦コンサート(西本) ③コラム NPOの魅力は?(伊藤) ④イベント掲示板(齋藤)
- 5月20日号
- ①あじさいコンサート2005(西) ②パートナーシップ事業助成制度(寺崎) ③コラム NPOとNPO法人の違い(江成) ④イベント掲示板(齋藤)
- 6月20日号
- ①境川クリーンアップ作戦(西本) ②南清掃工場建て直しのこと(菅沢) ③コラム NPOのマネジメント(伊藤) ④イベント掲示板(齋藤)
- 7月20日号
- ①パートナーシップ助成金7団体へ交付(伊藤) ②精神保健ボランティアひびき(西本) ③コラム NPO法人への疑惑(西本) ④イベント掲示板(齋藤)
- 9月1日号
- ①相模原の地区社協(菅沢) ②障害者福祉を考える”さがみはらの集い”(西本) ③コラム NPO法人への寄付優遇制度(江成) ④イベント掲示板(齋藤)
- 10月1日号
- ①市民発環境講座からエコマネー(菅沢) ②コラム:指定管理者制度(菅沢) ③市民ファンド(伊藤) ④イベント掲示板(齋藤)
- 10月20日号
- ①市民活動フェスタについて(伊藤) ②コラム 委員会・審議会について 9月22日定例会の様子(寺崎) ③「タマの会」について(西本) ④イベント掲示板(齋藤)
- 12月1日号
- ①市民ファンド「ゆめの芽」(伊藤) ②四谷個別アカデミー 「四谷フリースクール」(西本) ③イベント掲示板(齋藤)
- 2月1日号
- ①会則、市との協定素案が策定される(伊藤) ②アゴラの継続(菅沢) ③コラム:特区と真の改革(寺崎) ④イベント掲示板(齋藤)
- 2月20日号
- ①ウッディショップきこり(磯部) ②リサイクル連絡会 生ゴミ減量視察(東條) ③コラム NPOと寄付と税金(西本) ④イベント掲示板(齋藤
- 3月20日
- ①市民桜祭り 市民まつり検討会の役割と狙い等(藤田) ②コラム パートナーシップ市民フォーラム (窪田) ③環境情報センターについて(東條) ④イベント掲示板(齋藤)
5)会報誌発行(政策情報委員会)
- 5月号 総会報告
- ①昨年の概要、②今年度について、③体制の変更、④要望改善点 7月号 ①第1回トークサロン「介護保健法改正について」 ②よろしく新委員長 西、鹿野、西本、関口 ③新任理事です 神田、寺崎、齋藤、 ④新入会員紹介 野村
- 10月号
- ①会員を増やそう ②第2回トークサロン「障害者自立支援法」 ③第1回利用者懇談会 ④第1回定例会紹介「審議会・委員会について知ろう」 ⑤会員紹介 益子、二ツ森
- 3月号
- ①委託から協働へ ②新しい仕組みでサポセンこの1年 ③新入会員紹介 井口、清水、谷口、藤田、窪田
6)政策研究活動
- ①市民ノートその2「審議会ってなあに」発行
-
- □趣旨
- 相模原市の各委員会、審議会等に市民側委員として参加してきた方をお呼びし、委員会のミッション、報告書の概要,その実施はどのようになっているか、参加しての感想、市民参加の意味合いについて考える会を昨年実施した。これの記録集を発行した。
- □内容
- ・前書き
・討論内容の紹介
・市の審議会等のあり方に関する基本方針
・審議会一覧表・その他の市民側委員からの感想文 - □体裁
- A4 全24ページ
- □部数
- 150部。
- □配布
- 平成18年3月11日 サポセン利用者懇談会にて配布開始
利用者懇談会にて配布(約30部),昨年のシンポジウムパネラーなど関係者に配布(約10部),市各部署に配布(約60部),今後サポセンにて配布予定。
7)ホームページ開設準備
当会の情報を発信するためのホームページの開設準備を進めた。18年当初に開設予定。
8)市民活動の評価方法についての検討
サポートセンターを題材に、市民活動の評価方法の検討をした。
9)組織拡大活動
本年度は、新たに11名の新入会員を迎えることが出来た。今後は、各種会合への出席率の向上をより一層図る必要がある。
10)ペーパレス会議の実施
環境に配慮して、役員会でペーパレス会議(パソコン会議)を実施した。
以 上